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わたしが会社の「働きやすさ」にこだわる理由と想い

2015.06.09

その他

アメリカ企業視察ツアー

 

ホワイトコンサルタントの水上です。

先日、こんな企画を発表させていただきました。

【第一回】働きやすいアメリカ企業視察ツアー
※本ツアーの申し込みは終了致しました。

経営コンサルティング会社船井総研さまと、旅行代理店エイチ・アイ・エスさまのご協力で実現した、「アメリカ企業視察ツアー」です。

しかも、ただのアメリカ企業ではありません。

フォーチュン誌が発表している「最も働きやすいアメリカ企業100選」をご存知でしょうか。調査機関、Great Place to Work Instituteが世界共通の基準で調査分析し、主要国の経済誌を中心として発表しているランキングです。Google社をはじめ日本でも有名な名だたる企業が選出されています。

こういったランキングに選出された企業を中心に、アメリカの優良企業を視察してまわるツアーです。

世界レベルでの「働きやすい会社」とはいったいどんな会社なのか。社員に対しどんな取り組みをおこなっているのか、同じ志を持った経営者さまたちとともに、自分たちの目で、耳で、確かめたいと考えたのです。

 

さて、なぜ私はここまで「働きやすさ」を重要視するのか。

会社は「社員・そこで働く人々を幸せにする」義務があると、考えているからです。

会社を意味する「カンパニー」の語源は「ともにパンを食べる仲間」と言われています。同じ志のもと、お酒を注ぎあい、食べ物を分けあう。きちんと労をねぎらい、社員に還元する。それが「会社」「組織」の本質です。

社員が働きやすい環境、楽しく働ける会社にすることで、クライアントへのサービスもより良質なものになっていくと信じています。

 

価値観というものは、得てして経験から生まれるもの。この考えが形成されたのには当然、私のこれまでの経験が大きく影響しています。

せっかくの機会?ですので、私がこういった価値観・考えに至った経緯・経験を今日はお話させていただこうと思います。

 

高校卒業後に就職した自動車部品メーカー

高校卒業時、私は音楽を仕事にしたくて、バンド活動に没頭していました。まぁわりとよくある話です(笑)そんな中、 バンドをやるためのお金と時間を確保するために選んだ仕事、それが私の地元豊田市で盛んな産業、自動車部品メーカーへの就職でした。バンドをやるためだけに選んだ就職先でしたから、私にとってはまったく興味のなかった職種です。

大きな会社なだけあって、教育はしっかりしていましたが当時はまだ十代、それなりに大変だっと思います。ただ、正直にいうと「誰でもできる仕事」。それが自分の仕事に対する印象でした。えてして大企業はそういう仕組みであるべきですから、今考えれば当然かもしれません。

高校を卒業し働いていることを話すと、まわりの大人からは「若いのに偉い」とか「しっかりしてる」など、感心してくださる方も多かったのですが、当時の私は、「そんなに自分は立派なことをしているのかなあ」そんな風に思っていました。

工場で何トンもある大きな成形機や金型、クレーンを扱う仕事でしたので、ケガや命の危険は伴いますし、職業に貴賎はありません。

でも、「立派な社会人」というニュアンスとは違う気がして、「やりがい」でもない何か「違和感」のようなものを感じていた日々。

バンドが解散したのを機に、このまま一生この仕事を続けていく気にはどうしてもなれず、次の道を模索し出します。

 

いざデザイン業界へ

当時、私は会社の近くで一人暮らしをしていました。時間のあるときは部屋のインテリアを考え、コーディネートするのがとても好きでした。インテリアショップに通ったり、ネットオークションで欲しい家具を探したり。

そしていつしか、そんなことを仕事にしてみたいと思うようになったのです。単純ですね(笑)

ネットで調べてみると、「インテリアデザイナー」という職業のようでした。自分の住む街では難しくとも、名古屋まで出ればインテリアデザインの会社がいくつもあることも知り、「こんな会社で働けたら楽しいだろうなあ!」そう思うようになります。

ただ、素人がいきなり雇ってもらえる業界でもなく、貯金を叩いて一年間、勉強することに決めました。

それから約一年後、あの時「こんな会社で働けたら楽しいだろうなあ!」と思っていた会社に運良く就職することができました。

 

憧れていたデザイン業界

憧れていたデザイン業界。徹底的にうちのめされました(笑)

外からみる世界と中から見る世界はこんなにも違うんだなあ、と(笑)。教育なんて言葉はありませんし、労働基準法なんて関係ありません。まだブラック企業なんて言葉はありませんでしたが、こんな世界があるのかと、自分が今までいかにありがたい環境にいたのかを痛感しました。

素人も同然の自分、お給料も安く、年収は半分以下に。それでも一日でも早く一人前になれるよう「誰よりも早く出社し、誰よりも遅く帰る」と決め、数年間働きました。

この会社は、住宅や店舗のデザインとあわせて、チラシなどの販促物やホームページのデザインまで行う会社でした。

ここでWebと出会い、のめりこんでいった結果、今Webサイト制作の会社を経営していることにつながります。

自分のイメージしているものが目の前でカタチになっていくことの楽しさ。そして、世界中に発信できることの楽しさ。

次第に、Webを専門にやっている会社で働いてみたい!という想いが湧いてきました。

 

リーマンショック直後の転職活動

おりしもリーマンショックの直後。なかなか転職先は見つかりませんでした。

名古屋にあるWeb制作会社を片っ端から調べて連絡をとり続けること数ヶ月。貯金もほとんどありませんでしたから、いろんな意味でキツかったですね(笑)

そんな中、ようやくある会社に雇ってもらえることになります。

そこはシステム開発のベンチャー企業でした。その会社のWeb制作事業部にデザイナーとして雇ってもらいました。

この会社を皮切りに、Web制作会社をいくつか転々としました。

 

デザイン業界を通して感じた疑問

こうして、デザイン業界、Web制作会社に数社勤めて思ったことは、「どうしてこんなにキツイのか」というシンプルなものでした。会社が利益を上げるために社員が不幸せになっていくなんておかしいんじゃないか、と。

耐えかね、辞めていく後輩や先輩たちもたくさん見てきました。私自身もカラダを何度か壊しました。

憧れて入った業界です。でも、工場で働いていたあの頃よりも、今の自分は楽しく働けているのか?そう考えると。。

「楽しく働きたい」「楽しい会社で働きたい」それだけのことがこんなにも難しいものかと。

 

だったら自分でつくろう。

自分が描いていた会社をつくろう。

自分が働きたいと心底思える会社をつくろう。

社員も、顧客も、経営者も幸せになれる会社をつくろう。

そういう業界、あたりまえ、などと思わず、ゼロから考えてみよう。

それが今、私が経営している会社、「株式会社アットノエル」です。

 

特にこの業界は好きが講じて仕事にしている人が多いです。

やりたいことを仕事にしたはずなのに、泣く泣く辞めて行く人たちを助けてあげられるんじゃないか。

楽しく働くことができて、プライベートも大切にすることができれば、日本の異常な自殺率だってきっと下がる。児童虐待問題や少子化対策にも繋がるかも。もしかしたら経済効果もあるかもしれないし、名古屋に人がもっと集まるかもしれない。そう考えたらものすごくワクワクします。

だから私は、どんな事業をするのか、というよりも「どんな働き方ができるか」「働きやすさ」にこだわっているのかもしれません。

 

私に何か特別な能力があったわけではもちろんありませんが、唯一それまでの仕事を通して経営者をたくさんみてきたこと、成功する人、そうではない人。何を大切にし、どこに投資をすべきか。この感覚は財産だと思っています。

 

労働者、個人を守る動きは近年活発になってきています。でも、根本的に企業側をなんとかしなければ、この労働環境問題はなくなりません。

だから私は、このホワイトコンサルタントという事業を立ち上げたのです。

 

最後に

話を冒頭に戻します。

先日、私の経営する会社でこんな企画を発表させていただきました。

【第一回】働きやすいアメリカ企業視察ツアー
※本ツアーの申し込みは終了致しました。

 

英語が話せなくても全然大丈夫です。各視察先には通訳も同行します。

内容が内容なだけに、それなりの費用がかかってしまいますが、充分その価値、それ以上の価値があるツアーです。

興味のある方は是非お問い合わせ(info@attnoel.com/052-269-9375)ください。

また、まわりに興味のありそうな方がみえましたら、是非ご紹介ください(拡散、シェア大歓迎です笑)

わたしたちといっしょにアメリカへいきましょう!!

最後までお読み頂きありがとうございます!
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この記事を書いた人
水上 裕之

1980年、愛知県豊田市生まれ。株式会社アットノエル代表取締役。業界の働き方・労働環境を一からみなおし、薄給激務になりがちなWebサイト制作事業をメインにしながらも、ホワイト企業とされる労働環境を実現。従業員満足度を向上させるためのコンサルタントとして活動中、講演・セミナー等も行う。

»コンサルタントプロフィール