ホワイトコンサルタントの水上です。
先日、Facebookでこんな投稿をシェアしました。
タウンワークマガジンさんがうちの会社を取り上げてくださったので、嬉しくなって投稿しました。
そんな中、「こういうアイディアを出してくれる社員、そういう提案をしやすい会社、それを受け入れる社長って、素晴らしいですね。一朝一夕には出来ないことだと思います。」といったコメントをいただきました。
そうか、うちの社員はみんな僕に色々提案してくれるけれど、そうでない企業さんがみえるのであれば、是非やり方を教えて差し上げねば!
ということで、今日は「ボトムアップ」がテーマ。下(現場)からの意見を吸い上げ、採用し、全体をまとめていく管理手法ですね。
社内の風通しをよくするために、私が意識していることをお話したいと思います。
1.否定しないこと
うちの社員は私にいろいろ提案してくれます。良い意味での不満、わがままも話してくれます。「すぐに実践できること」「今はさすがにちょっと…」様々です。
私が心掛けているのは、その色々なわがままを「頭ごなしに否定しない」こと。たったこれだけです。
まずは、話してくれたことに感謝します。
だってそうじゃなければ、話したくなくなっちゃうじゃないですか。アイデアの良し悪しは二の次で、せっかく話してくれたのに「何を言ってもムダ」なんて思われてしまったら、もう何も話してくれなくなってしまいます。
あとは、肩書で呼ばせていない、なんてこともポイントのひとつかもしれません。肩書で呼ばせちゃうとね、無意識に壁が生まれがちなんです。
「水上さんに相談してみる」のと、「社長に提案をする」ということでは、まったく引き出せる内容が違うと思うんですよね。極力、社員が身構えずに済むように…、こんなことも大切にしています。
2.実践してあげること
もちろん、聞いてあげるだけではダメです。できるだけカタチにしてあげること。
「話は聞いてくれるけど、ちっとも動いてくれない…」それでは、また何も言ってくれなくなってしまいますよね。
「言ってもムダだから…」あなたが逆の立場(社員の立場)だったとしたら、そんな風に思いませんか?
3.社員に会社を好きになってもらうこと
会社のことを想ってくれる社員は、いろんなアイデアを思いついてくれます。社員が会社のことを想ってくれるかどうか。それには、社員のニーズに応え、社員を大切にすること。
でも少なくとも、自分の会社をもっとよくしたい!って想ってくれてる社員は、どんな会社にもいると思います。
私の顧問先や、ご相談いただく企業さまをみていると、みなさん「会社を良くしたい!」と思ってみえる方は本当にたくさんいらっしゃいます。
まとめ:社員の立場になって考える
ひとことで言ってしまえば、「相手の立場になって考える」。
私が大切にしているのは、たったこれだけのことです。
自分がもし社員だったら…。どんな上司、どんな会社だったら、話したくなるのか、提案したくなるのか。
いたってシンプル、誰でもできることです。
うまくできていなかった、意識できていなかったかも…そう思われる方は、是非、明日から実践してみてくださいね。
おまけ:肩書で呼ばせない
うちの社員は私のことを「社長」とは呼びません。「水上さん」と呼びます。
ただ単に私が「距離を感じてしまう」のが嫌で、自然発生的に生まれた文化ですが、上司と話をする際の無意識的に発生するプレッシャーをなくすため、少しでも社員が私に意見を言いやすくするため、功を奏している仕組みと考えています。
ただでさえ 問題点や改善点はなかなか上司に話しづらいもの。すべては現場でおこり、えてしてトラブルの種はコミュニュケーション不足がその原因です。パワハラなんて言語道断ですが、トラブルの種が大きくならないよう、こんなことにも気をつけています。