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ノウハウコラム

ホームノウハウその価格は適正価格ですか?ホームページ制作の価格設定

その価格は適正価格ですか?ホームページ制作の価格設定

2014.07.17

効率・利益率アップ

ホームページ制作中のイメージ

 

ホワイトコンサルタントの水上です。こんにちわ。

今日は利益率を上げるためのお話をしたいと思います。

あなたの会社は、1ヶ月にどれだけの制作物を納品していますか?

Webサイト制作の場合、例えば20万円のサイトを5サイト納品、100万円の売上だとします。

ではその20万円という価格は、果たして本当に適正な価格なのでしょうか?

この5サイトを制作するために、社員全員、毎日深夜まで残業して、やっとの思いで納品している、少しでも納品や入金が遅れたらアウト…ましてや誰かが突発的に休んでしまったら…ということでしたら、適正価格ではありません。

もっと言えば、ビジネスとして成立していません。

作業環境などを見直し、効率化をはかって、残業時間を短くするのもひとつの方法ですが、もしこの「20万円」という制作費用が「50万円」に上げられるとすればどうでしょう?

月に5本制作しなければならなかったのが、月に2本で同じ100万円の売上がたつようになります。

今日は、この「20万円」という制作費用を「50万円」いただけるようになるための方法を考えてみたいと思います。

 

ホームページ制作価格の相場

ホームページ制作の価格は会社によってまちまちで、相場というものがあってないようなものですよね。

例えば、

  • A:20万円のホームページ
  • B:200万円のホームページ

これらの値段だけを見て、「どちらが安いですか?」と聞かれれば当然「A」でしょう。

 

では、

  • A:20万円でつくり、お問い合わせが一件もこない、集客に役立たないホームページ
  • B:200万円でつくり、その後毎月500万円の売上がたつホームページ

「どちらがつくりたいですか?」と聞かれたらどうでしょう?

至極まっとうな経営者の方でしたら、当然「B」を選ぶと思います。

 

このように「20万円だから安い」「200万円だから高い」と、値段だけでは言い切れません。額面ではなく、費用対効果で判断すべき販促物だからです。

 

先日のコラムでもお伝えさせていただいたとおり、価格というのは価値です。

過去記事:お金をいただくことは悪い事ではない!価格とは価値なのです

そもそも、ホームページをつくりたい、リニューアルしたいという方は、つきつめれば「事業の売上を上げたい」場合が多いわけです。その要望を満たしてあげられる、本質的な価値が提供できるのかどうか、ここがひとつの重要なポイントです。

 

価値を高める努力

ということは、早い話が、そのホームページの価値を高めれば良い訳です。

誤解を恐れずに言ってしまえば、Webサイトなんて所詮、販促ツールのひとつでしかない訳です。100%成功することなんてありません。そんなことが確立されている成功法は、既にみんなやってます。

だからといって、成功するかしないかはやってみなければからない、フィフティー・フィフティーなどということはなく、その確立を60%、70%..へと引き上げる努力はできるハズです。表現力・技術力・企画力・分析力…。

今まで20万円で見積もっていた規模のサイトを、どうすれば50万円分の価値に持っていけるのかを考え、実践・検証し続ける。経験を活かし、蓄積したノウハウを惜しみなく提供する。プロであれば、当然のことですね。

お客さんの事業が成功すればする程、リピーターにもなっていただけるでしょうし、他のお仕事をご紹介いただけることも増えるでしょう。

 

価値を伝える努力

では、その価値が充分あるホームページをつくれるとします。

ただ、どんなに価値があろうが、20万円の見積もりを提案し、承認された瞬間、お客さまにとってそのサイトは20万円の価値しかないわけですし、伝わるまで伝えなければ伝わりません。

本当は50万円の価値がある!と思うのであれば、その価値・根拠をいかにお客さまに伝えるか。言ってしまえば、企画書や提案書、プレゼン方法etc...、これらの方法を用いて、どこまで伝えられるかどうか。

残念ながら失注してしまったのであれば、その価値を感じてもらえなかった、期待に応えられなかったということです。ダメだったのであれば、何がいけなかったのか、可能であればお客さんに直接聞いてしまうのもアリですし、改善を重ねていくべきです。

結果的に、成約率も飛躍的にあがるでしょう。

 

まとめ:価値を高め続け、価値を伝え続ける

  • 価値を高める努力をする。
  • 価値を伝える努力をする。

あたりまえのことですが、これら2つの努力をし続けなければ、価格競争に参加するしか生き残る道はなくなってしまいます。(たんに価格が倍になっても、労力も倍になってしまっては意味がないですから、効率化を進めることも同時に必要ではありますが)

自分たちのビジネスが、お客さまにどんな本質的価値を提供できるのか。その価値を高め、伝え続けること。

相見積もりになることも多いWeb業界・デザイン業界ですが、決して価格で勝負することがすべてではないと思いますよ。

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この記事を書いた人
水上 裕之

1980年、愛知県豊田市生まれ。株式会社アットノエル代表取締役。業界の働き方・労働環境を一からみなおし、薄給激務になりがちなWebサイト制作事業をメインにしながらも、ホワイト企業とされる労働環境を実現。従業員満足度を向上させるためのコンサルタントとして活動中、講演・セミナー等も行う。

»コンサルタントプロフィール